勃たないだけがEDじゃない!ED(勃起不全)の原因と具体的な治し方

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EDとは、「勃起機能の低下」を意味する「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では「勃起不全・勃起障害」と呼ばれる症状です。

ED(勃起不全)というと、どういう症状をイメージしますか?

  • チンコが全く勃起しない
  • 精力的な元気がでない
  • 50代60代といった中高年の病気

といった感じでしょうか?

でも実は、ED(勃起不全)は上記のような状態だけではありません。ひょっとしたら、あなたが抱えているフニャチンや精力減退の問題も、EDの症状かもしれないですよ。

このページではEDの症状・原因・具体的な改善方法についてご紹介します。

ED(勃起不全)の症状

EDは「満足に性行為(セックス)できない勃起の状態」のことを言います。

つまり、

  • 勃起するけど硬くならない(フニャチン)
  • すぐに萎えてしまう(中折れする)
  • ムラムラした性欲が湧かない
  • 興奮するのに勃起しない

といったような症状も立派なEDになります。また、「たまに勃起しないことがある」「はじめは硬いけどすぐにフニャチンになってしまう」といった状態もEDです。

ED(勃起不全)はペニスが勃たないだけじゃない!ということです。

ED(勃起不全)になる日本人男性の人数

若くてギンギンに勃起する年頃のときは「自分はED(勃起不全)に絶対ならないよ」と思っていたかもしれませんが、実は、日本人男性の4人に1人がEDになっている調査結果があります。

中等度ED「たまに勃起、性交中勃起は維持できる」と、重度ED「勃起せずに性交不可能」の日本人男性(成人)は、約1130万人でした。年代別に見ると、なんと日本人男性の40歳代の5人に1人、50歳代の2.5人に1人、60歳代の1.7人に1人が中等症以上のED(勃起不全)ということになります。
引用ED(勃起不全)の意味とは?|日本新薬

EDは自分が思っているよりもずっと身近な病気なんです。

勃起の仕組み

EDを詳しく知る前に、まずは勃起の仕組みを正しく理解しないといけません。

女性の裸を見たり触れたりすると、脳下垂体から神経を介して性的な興奮の信号がペニスに伝わります。信号を受け取ったペニスでは、動脈が拡張してペニスの血流が増大して、海綿体細胞が膨張してチンコが硬く大きくギンギン状態になります。これが「勃起」です。

  • 女性の裸に触れて(見て)脳が反応する
  • 脳からの性的興奮が神経を伝ってペニスに信号を送る
  • ペニスの血流が増大して海綿体細胞が膨張する
  • 硬く大きく勃起する

EDは、性的興奮が伝わる神経、ペニスの血管(血流)、もしくはその両方が正常に働かなくなったときに起こります。

ED(勃起不全)の原因とタイプ

ED(勃起不全)として一括りにされてしまう症状ですが、原因を細かく見ていくと大きく4つのタイプのEDに分けられます。

  1. 器質性ED
  2. 心因性ED
  3. 器質性、心因性の混合型ED
  4. 薬剤性ED

器質性ED

器質性EDは、何らかの原因でペニスの血流が悪くなり、海綿体細胞の膨張が不十分で起こるEDです。ペニスの血流が悪くなる原因はいくつかあります。

加齢に伴う血行不良

加齢に伴う症状としてよくあるのは「動脈硬化(血管が硬くなる症状)」です。動脈硬化になると血管が十分に広がらなくなり、血液の流れが悪くなります。そのため、ペニス(海綿体細胞)に流れ込む血液も不十分となり、EDが起こりやすくなります。

糖尿病・高血圧

糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病も原因となります。これらの生活習慣病によって、血管に大きな負担がかかり動脈硬化が進行します。また、糖尿病になり血液がドロドロになっても血流は悪くなり、結果としてEDが起こりやすくなります。

飲酒・喫煙

過度の飲酒や喫煙もEDの原因になります。理由はこれも血管に負担がかかり動脈硬化が進行するからです。

神経の病気

神経の病気(疾患)によってもEDになります。脳出血・脳腫瘍・脊髄損傷など神経系が損傷することで、脳からの性的興奮の指令がペニスに届きにくくなるからです。また、ペニス付近の神経の損傷でもEDになることがあります。ただしこのケースでEDになるのは稀です。

要因
血管系 動脈硬化、糖尿病、高血圧、肥満や運動不足
内分泌系 テストステロンの減少(加齢、ストレス、喫煙、飲酒)
神経系 糖尿病性神経症、てんかん、脳卒中、パーキンソン病による神経障害
手術や外傷系 前立腺がん、膀胱がん、大腸がんの手術、交通事故など

心因性ED

心因性EDとは、精神的なストレスが負担になって、脳からの性的興奮の信号がうまく神経を伝わらないで起こるEDです。ペニス自体(身体的)には問題ないのにEDとなります。

心因性EDは30代40代に多く見られるEDです。

  • 仕事のストレス
  • 夫婦間のストレス
  • 子育てのストレス

上記のようなストレスが重なる時にEDになります。

心因性EDというと「セックスの失敗」をあげる人もいます。以前に中折れしたとか、変なタイミングで射精してしまったとかの失敗がトラウマとなって、次のセックスで勃たなくなってしまうとのこと。

ですが、セックスの失敗でEDになることはあまりありません。その場合は、ほとんどのケースが器質性(身体的)EDです。心因性EDになるときは、自律神経もおかしくなって体調も悪くなるほどストレスがかかるときです。

要因
精神疾患 うつ病、操病、不安神経症、統合失調症、アルコール依存症
現実心因 重度のストレス、あせり、プレッシャー、夫婦との不仲、早漏、短小、妊娠恐怖
深層心因 憎しみ、妬み、不安、憎悪、欲求不満、性癖、コンプレックス

器質性、心因性の混合型ED

混合型EDは、血行不良などの身体的な原因と、ストレスなどによって性的興奮がペニスに伝わりにくくなることが重なって起こるEDです。50代60代で、身体的に鈍くなってきたところに、仕事や家庭のストレスがきっかけでEDを発症させます。

ほとんどの男性が、自分が想像していたよりも若い年齢で勃たなくなってしまうので、焦って対策する人が多い症状です。

薬剤性ED

薬剤性EDは、他の薬の副作用によって勃たなくなる症状です。高血圧を防ぐ降圧剤、抗うつ薬、抗不安薬や、風邪薬や解熱剤でも副作用で勃たなくなることがあります。

要因
降圧剤 サイアザイド系利尿剤・ループ利尿剤・K 保持性利尿剤・中枢交感神経抑制剤・末梢性交感神経抑制剤・血管拡張剤・α 遮断剤・αβ 遮断剤・β 遮断剤・Ca 拮抗剤・ACE 阻害剤・アンジオテンシン受容体拮抗剤
抗うつ剤 三環系抗うつ剤・SSRI・SNRI
抗精神病剤 フェノチアジン系
抗てんかん剤 イミノスチルベン系
睡眠剤 パルピツール酸系
抗潰瘍剤 H2 受容体拮抗剤・抗ドパミン剤
抗男性ホルモン剤 抗アンドロゲン剤・LH-RH アナログ
脂質異常症治療剤 スタチン系・フィブラート系

薬剤性EDは、EDの原因となっている薬剤の服用を止めればEDも治ります。しかしながら、病気の治療(もしくは症状を抑える)ために服用しているのであり、元々の病気の主治医と相談のうえ決める必要があります。

喫煙や飲酒が勃起に与える影響

では、喫煙や飲酒がどのように勃起に影響を与えるのでしょうか?

動脈硬化・糖尿病によるペニスの血行不良

喫煙や飲酒が体に及ぼす健康被害として「動脈硬化・糖尿病」があります。

動脈硬化は文字通り血管が硬くなる症状です。血流が悪くなるだけでなく、悪くなった血流を無理やり押し流そうとして血圧が高くなります。高血圧は脳出血などのリスクが高くなって危険な状態です。

糖尿病は、血液の糖分が多くなります。いわゆる「ドロドロ血液」状態。ドロドロ状態では血流が悪くなり、こちらも高血圧・脳出血などの2次被害につながります。

動脈硬化や糖尿病で体全体の血流が悪くなると、当然ですがペニスの血流も悪くなります。

ペニスの海綿体細胞は、ペニスに流れる血液の量や勢いに反応して硬く大きく膨張します。血流が悪くなると、海綿体細胞の反応も鈍くなります。

そのため

  • ペニスが勃たない
  • 勃つけど柔らかい(フニャチン)
  • 勃起が長続きしない(中折れ)

といったEDになってしまうわけです。

神経の伝達が悪くなる

過度の喫煙や飲酒は神経の伝達も鈍くします。タバコやお酒による脳障害・アルコール中毒など神経系の疾患も問題視されていますよね。

神経の伝達が鈍くなると、脳からの性的興奮の指令もペニスに届きにくくなります。

ペニス自体が正常だったり血行不良がなくても、性的興奮の信号がペニスに届かないと、ペニス自体の反応が起こりません。その結果、気分は興奮しているのにペニスは全く反応しない状態になってしまうわけです。

男性ホルモンの分泌不足

喫煙や飲酒の影響としてもうひとつ考えられるのが、男性ホルモンの分泌不足です。過度の喫煙や飲酒はホルモンバランスの乱れを引き起こします。男性であれば、男性ホルモンが少なくなったり、逆に分泌が激しくなる減少です。

  • 男性ホルモンの分泌が激しくなる:薄毛、ハゲ
  • 男性ホルモンの分泌が少なくなる:ED(勃起不全)

となります。

必ず上記の現象になるわけではありませんが、性的興奮も弱い(ムラムラしない)・勃起もしないという状態は男性ホルモンの分泌不足の可能性が考えられます。

EDに影響しないタバコとお酒の量は?

さて、過度の喫煙と飲酒がEDの原因になることはわかりましたが、具体的にどの程度の量なら大丈夫なのでしょうか?完全に禁煙・禁酒しないといけないのでしょうか?

タバコは1日半箱

タバコの目安は1日半箱です。1箱は20本なので10本程度ということですね。

これ以上の本数は肺がんのリスクも高くなるし、動脈硬化も助長すると言われています。タバコ吸いには1日10本はかなりキツイ本数かもしれません。全然足りないでしょ?

でも、やっぱりタバコの本数を抑えたほうが、体の調子も良いしEDにも好材料です。

実際に僕はED対策をするまで1日2箱は吸うほどのヘヴィースモーカーでした。そこから本数を徐々に減らしていって、3ヶ月くらいで1日10本程度に収めています。まあ、ホントは全く吸わないほうがいいんでしょうけど、仕事のストレス解消とかもありますからね。

お酒はビール1杯(500ml)

お酒は「体に害が無い適量」です。
っといっても「適量」がわからないですよね。

厚生労働省が出しているデータによると「1日約20グラムの純アルコールが適量」となっています。
引用アルコール|厚生労働省

20グラムの純アルコールと言ってもわからないですよね(笑)
ということで、具体的にまとめてみした。

お酒の種類 目安の量 アルコール度数 純アルコール数
ビール ロング缶1本
(500ml)
約5% 20g
焼酎 1合
(180ml)
約25% 40g
日本酒 1合
(180ml)
約15% 20g
ワイン 1杯
(120ml)
約15% 15g

ビール1杯、ワイン1杯なんていうと、お酒飲みからしたら少ない量ですが、これもタバコと一緒です。EDという健康被害が出ている以上、厚生労働省が定める適量に従うべきです。

EDの具体的な改善方法

ここからはEDの改善方法をご紹介します。
ざっくり言うと「病院で治すか」「自分で治すか」です。

病院でのED治療

病院(包茎・ED専門のクリニック)で治療する方法です。これは「ペニスが全く反応しなくなってしまった人向けの方法」です。

ED治療で有名なクリニックはCMでもおなじみの上野クリニックやABCクリニックなどです。

クリニックでのED治療は以下のような流れで行います。

  • 現状の状態をヒアリング
  • ペニスを診察
  • 実際の勃起反応を観察
  • 症状によって治療薬を決める

症状によって治療薬は異なりますが、最近ではバイアグラ・レビトラ・シアリスなどの勃起薬が処方されることが多いです。特に身体的なED(器質性ED)は勃起薬が効果があります。


<勃起薬の代表格バイアグラ>

ですが、バイアグラなどの勃起薬はEDを根本的に治すものではありません。一時的に強制勃起させるだけです。

参考バイアグラ・レビトラ・シアリスなど「勃起薬」と呼ばれる精力剤の効果は?

精力剤(ペニス増大サプリ)で自分で治す

もうひとつが自分でED治す方法。地道に精力剤(ペニス増大サプリ)を飲んで改善する方法です。


<精力剤で有名なのはヴォルスタービヨンド>

精力剤はサプリメントなのでバイアグラのような速効性はありません。EDの症状が改善されるまで2,3ヶ月は飲み続ける必要があります。

でもバイアグラとは逆に効果が一時的なものではありません。体質そのものを改善するので、EDが克服されて元気を取り戻すことができます。

  • 燃え上がるような性欲・興奮
  • ムラムラと射精したいという衝動
  • ギンギンに硬く勃起するペニス
  • 最後まで続く持続力
  • 一晩で何回もできる回復力

EDを克服して上記のような状態を体験したいなら、ぜひ精力剤で体質改善に取り組みましょう!

ED克服におすすめの精力剤は以下のページでくわしくご紹介してます。ぜひ合わせて読んでみてください。

参考【ED(勃起不全)に効く精力剤3選】確実に硬く勃起させるおすすめ商品

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